里まちの家プロジェクトってなに?

「里まちの家」プロジェクト(※内容については検討中です)


■「里まちの家」とは
 地域の風土にとけ込むような風合い、よりよい住宅に生まれ変わった中古既存住宅を「里まちの家」と呼びます。
 移住して暮らしたい場所で、「100年住宅」といわれる長く住み続ける家づくり。
 自然豊かで利便性のよい中山間地域への移住、地元でのすみかえ、リフォーム、空き家の再生の促進や、ライフスタイルのデザインをめざしていきます。

 

■「里まちの家」プロジェクト
<事業実施の基本となる理念>
 長く物質的、金銭的な豊かさを追求してきた日本社会において、そうした豊かさの歪みの部分が具現化し、また経済成長が一定の限界に達したとき、物、金銭は豊かさを表す唯一の基準ではなくなりました。精神的な豊かさ、それを実現するためのライフスタイルが一つの別な流れとして認識されるようになってきました。
 私たちが津久井地域で目指すものは、まさにこの意味での豊かさです。

 心穏やかな精神のあり方、ゆったりとした時間の流れ、温かな人と人とのつながりなどに豊かさの根拠を求め、環境、自然と共生しつつ、資源を可能な限り再生可能な形で利用していくというライフスタイルを現実の形にしたいのです。
 住まいについても同じ延長線上で考えます。

 環境や景観に配慮した住宅であってほしい。

 資源をより再生可能な形で利用する循環型の住宅であってほしい。

 地元産の材木を使うことによって、住宅作りが同時に森林や川の整備につながるような仕組みを作り出したい。

 そのような住宅は、家族がゆったりと暮らせる空間であってほしい。

 人と人とをつなぐ場であってほしい。

 既に現実のものになってきている高齢社会にあって、住宅はお年寄りの最期を豊かに迎える場にもなってほしい。
 このような理念に基づいて、以下のような事業を実施していきたいと考えます。


(1)協議会の立ち上げとその広報
①本事業推進のために必要な枠組みを作る(=相模原市緑区地域既存住宅リフォーム・改築推進協議会の立ち上げ)。
②ニーズ調査を行なう。
③HPやチラシ・パンフレット、説明会開催などによる、枠組みの広報活動を行う。
(2)金融的支援
 各金融機関との協議によって、めざす形での新築・リフォームを促すための金融商品を開発する。→金利の割引や融資可能枠の拡大の実現。
(3)新築・リフォームの実施=個々の住宅への支援
①新築・リフォームの計画及び設計の実施=既存住宅の商品化をプロデュース。
②インスペクション、住宅履歴の蓄積、管理、瑕疵保険への加入等。
③新築・リフォームの施工、維持管理。
(4)PR活動
①新築・リフォーム後の住宅に、本事業の趣旨を明記した表示を行なう。
②HP、SNSを活用し、事業成果をPRする。

 

■事業の目的
(1)空き家状態の既存住宅を良質な住宅にリフォームまたは改築することによって、流通しうる物件に仕上げていきます。
(2)既存住宅の流通によって、首都圏から津久井地域への移住を促進し、人口減少に歯止めをかけます。
(3)既存住宅の多様な利用形態を実現することによって、地域コミュニティの豊かな発展に資する。
(4)東京近郊の中山間地域における住宅市場活性化のモデルを作ります。